イッタラ KIVI キャンドルホルダー｜照明・ランプ

キャンドルの魅力を
引き出すホルダーデザイン

KIVIとはフィンランド語で”石”を意味するそうで、厚いクリアーガラスで覆われた全体的な形がそう見えるのかも知れません。裏面を見ると”marimekko”と刻印されていますが、こちらはマリメッコとのコラボアイテムになります。
デザイナーであるヘイッキ・オルボラさんは70年代にヌータヤルヴィに入社するのですが、その時代といえば、カイ・フランクさんがディレクターを務め、厳格な機能主義を掲げる流れもあり、まさにその流れを汲んだのが彼であり、このKIVIではないかと思います。

｜主役はキャンドル

このKIVIは、主役であるキャンドルの灯りを生かすために設計されたデザインです。普段キャンドルを灯さない時はインテリアとしても良く、光が挿した時には、まるで宝石のような透き通る輝きを見せてくれます。イッタラやヌータヤルヴィのアートディレクターとして活躍したカイ・フランクは、優秀なデザイナーとして有名ですが、そんな彼はその物が日常の色々なシーンにおいて使われるであろうことを想定し、デザインを行いました。まさにそれはカイ・フランクが、優秀と言われる所以で、並ならぬ思慮深さが伺えます。この考えは現代における日本のプロダクトデザインの基盤概念に影響を与えたと言えます。

そんな彼の元で制作を行っていたヘイッキ・オルボラさんは、このスタンスを貫いているようです。（実際にはこの時カイ・フランクは現場に居らず、オイバ・トイッカが脇で見守っていたようです。）
このようにKIVIは色々なシチュエーションを考慮して作られています。また「カラーはデコレーションの一部」とカイ・フランクが言った様に、色彩豊かな絶妙なカラーリングがラインナップされています。

●ディープターコイズ／イエロー

●グレー／グリーン

●フロスト／シーブルー／イエロー

● メーカー	イッタラ/iitalla（フィンランド）
● 材　質	無鉛ガラス
● 生産国	made ind Finland
● 備　考	専用パッケージ包装／商品によっては製造時にできた細かな気泡が、本体ガラスに混入している場合があります。（不良品ではございません。)

■ヘイッキ・オルヴォラ／フィンランド　1943～

デザイナー・ガラス作家 1960年代から活動。最初はフィンランドのガラスメーカーNuutajarviのアーティストとしてスタート。 1987年よりアラビアに参加し、 MoreeniやIllusia、24hなどのシリーズをデザイン。 1980年代の終わりにはマリメッコでテキスタイルのデザインも行っている。またiittalaとマリメッコのコラボレーションによるカラフルなキャンドルスタンドのシリーズKiviが有名。数々の受賞暦がある。1998年にはカイ・フランク賞（フィンランド）を受賞。

■イッタラ　iittala　1881年～

イッタラは、1881年にガラス工場として設立されました。1920年代から1930年代にかけイッタラは、家庭用品の生産を継続するとともに、実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。その時期にアルヴァ・アアルト、オイヴァ・トイッカ、タピオ・ウィルッカラらが活躍したようです。現在ではアラビア、ロールストランド＝グスタフスベリ等を傘下に置き、フィンランドを代表する企業へと成長を遂げました。